インタビュー

「新しいことにチャレンジしたかった」大企業からITベンチャーへ転職したら「大成功」だった

現在、株式会社BearTailにてエンジニアとして活躍中の橘高俊氏。彼は新卒で大企業に就職し、SIerとしてマネジメントにも取り組み活躍していた。そんな彼が、ベンチャー企業に転職。転職は「大成功」だと語る彼の軌跡をたどる。

現実主義な「無難ないい子」

―小さい頃はどんなお子さんだったんですか?

現実主義で、できなさそうなことにはチャレンジしない子供でした。苦手な運動は無理してやらず、実家が学習塾だった影響で、勉強は「やるべきかな」くらいの気持ちで取り組んでいました。ものごとに向き合うスタンスとして、「言われたことを、抵抗せずにやってみる」というような。無難ないい子タイプだったと思います。

高校生の時に生徒会に所属した話が良い例です。これは自分から立候補したわけではなくて、担任の先生にぽろっと「生徒会とか面白そうですよね」と面談で言ったのがきっかけです。気づいたら正式な手順を飛ばしてメンバーに加えられていました(笑)。僕の行っていた高校は中高一貫校で、高校から入った僕のような学生が生徒会に入るのは珍しいことでした。言われたことをそのままやってみる、そんな受動的な性格でした。

大学時代、圧倒的に優秀な友人との出会いで「自分から新しいことに飛び込んでいく」楽しみを知った

―大学時代はどのように過ごされましたか?

特にやりたいこともなかったので、これから伸びるであろう情報系に進もう、と立命館大学の情報理工学部にAO入試で入学しました。大学では軽音楽と卓球のサークルに所属しましたが、メンバーのグイグイ接近してくる距離感が苦手で、何のためにやっているのかも不明確だったので辞めました。

しかし、そんな僕でもかつてないほど熱中できるものを見つけたんです。「立命館大学情報理工学部プロジェクト団体」という団体での活動です。その団体は、ゲーム制作やAI開発の活動をしていて、自分よりも圧倒的にプログラミングができる友人たちに出会いました。特に影響を受けたのが友人のT氏です。彼は自分とチーム、双方の目標の達成を論理的に計画し、実際に行動に移す力に長けていました。 「このままではいけない」そう痛感させたのが、まさしく彼の存在でした。

僕にできることを考えた結果、プログラミングの技術で追いつく努力もしましたが、それ以上に組織改革に注力しました。僕は組織全体を見た時に、僕よりもコードを書ける人がその他の業務に追われているのに気づき、「もったいない」と感じました。そこで取り組んだのが、コーディングする人にとって快適な環境をつくることです。形骸化していた会議にアジェンダ設定をするようにしたり、団員減少の改善に取り組んだり…。この過程で、組織のためにできることを主体的に考え、自分から難しく、新しいことにチャレンジしていく楽しさに気づきました。

その結果、サッカーのAIを開発する「ロボカップ」というコンテストで、僕たちのチームは日本4位入賞、世界大会進出を果たしました。

大企業でSIerとして働く中で感じた「退屈」

ー最初の就職先はどのように決めたのですか?

卒論に力を入れていて就活は後回しになっていました。なんとなくでエントリーして内定した大企業でSIerとして働き始めることに。しかし、200くらいの管理系サービスのシステムを組んでいく中で、段々とすべてが「テンプレート」だと感じるようになりました。新しいものが少なく、大体パターンが読めてしまう。年次が進むにつれ自分が手を動かすことは少なくなり、指示書をつくるだけの業務になりました。そのとき、転職を考えるようになった僕が感じていたのは、「もっと新しいことにチャレンジしたい!」、「自分で手を動かしたい!」という思いでした。

飲み会の席で決まったBearTail内定

「新しいことにチャレンジしたい」という想いを募らせていく日々。そんな中、前の職場の派遣社員の方とお酒を飲んでいた時に、「それなら面白い人がいるよ」と繋いで頂いたのが、社長の黒崎でした。その場で電話をかけてもらい、アルコールの入った頭で会話したのが始まりです(笑)。後日、面談という名の「社長の黒崎、CTOの西平との飲み会」が行われ、その帰り道で「内定通知、送っとくから」と言い渡されました。飲み会の帰り道に内定を知らされるとは思ってもいなかったので、正直驚きましたね。

ベンチャー企業で、多岐にわたる業務にチャレンジできるという環境は、新しいものにチャレンジしたいと思い続けていた僕にとっては最適でした。内定を即承諾しました。

気がつけば、いつもユーザーのことを考えているようになっていた

ーBearTailに入社して変わったことはありますか?

2つあります。第1にスピード感です。大企業と比べて、明らかに意思決定が速い。週1回のMTGでやりたいと言ったことは検討され、良ければ採用されます。はじめこそ戸惑っていましたが、今ではこの「Move Fast」が一番好きな社内文化ですね。

第2に、気がつけばユーザーのことを考えているようになったことです。背景としては、取り組む業務が多岐にわたり、サービス関係も担当することから自然とユーザーとの距離が近くなったことがあります。これは、規模が小さい会社に身を置いたからこその変化だと感じています。

せっかく目の前にあるのだから、それを拾ってみるのがいいと思う

―転職を考えられている方へメッセージをお願いします。

僕は「縁」というものをとても大切にしています。BearTailとの出会いも「縁」でつながれたものです。

新しい環境を選ぶとき、失敗を恐れてしまうこともあると思います。しかし、失敗は悪いことでは決してありません。「失敗という、成功では得られなかった経験を得た」だけなので。せっかく目の前にチャンスがあるのならば、それをまずは拾ってみるのがいいと思います。

BearTailのメンバーを見ているとすごいな、と感じるところがあります。こちらが言ったことに対して、理解したうえでさらに別の視点からのフィードバックをくれるところです。これは、みんなが会社ビジョンの実現のために同じ方向を向いて頑張っているからこそだと思います。共通の目標に向かって、チームのためにできることを自ら探しに行ける人は、ぜひ一緒に働きたいですね。

―ちなみに、BearTailに入社したのは「失敗」でしたか?

もちろん「大成功」です!

ーありがとうございました!

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